木竹工
いがらし まこと
日本工芸会正会員
1978年生
針葉樹を彫るという技法は私独自のもので、これは彫りやすい(綺麗に仕上がる)合理的な材料を使わない事で今までにない作品になりました。
木工芸作品は拭き漆をするのが定番の仕上げですが、漆を塗ると色味が単調(飴色)になってしまい、木材本来の色味が失われてしまうので、できるだけ色味を残す様、仕上げています。
経歴
1978
東京都立川市に生まれる
2000
京都伝統工芸専門学校(現:京都伝統工芸大学校)卒業
2010
第6回「全国木のクラフトコンペ」特別賞
2012
第59回日本伝統工芸展 初入選 以後10回入選
2014
東京都福生市「アトリエノート」にて初個展
2015
東京都羽村市「生涯学習センターゆとろぎ」にて個展
2017
『木のものづくり探訪 関東の木工家20人の仕事』に掲載
2018
東京国立博物館 被災美術工芸修理委託事業 : 陸前高田市指定文化財 金銅装双塔文笈修理事業
木工部復元を渡辺晃男先生と共に担当(〜2021)
2018
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 クラフトデザインコース 木工 特別講師(〜2020)
2019
博多阪急にて「工房今昔堂展 暮らしの中の指物」工房展
2020
日本橋三越本店にて須田賢司と5人の作家展
2021
第68回日本伝統工芸展新人賞受賞・日本橋三越本店にて「五十嵐誠 木工芸展」
瑞穂町耕心館「五十嵐誠 箱(はこ)展 観る魅せる愛でる」
2022
文化庁主催 『深める・拡げる-拡張する伝統工芸展』出品
2023
平成記念美術館ギャラリー収蔵「神代杉彫装箱」
2024
銀座和光「煌めき、ときめき、華やぎの工芸展」
令和5年度文化庁首都圏伝統工芸技術作品展等開催事業「技を極める‐伝統工芸が伝えるメッセージ‐」出品
模様が『風』や『波』のように見えるので、船上での思い出を納めるのに良いと思い今作を選びました。箱はどう使うかも含めてワクワクしながらご鑑賞いただけたら幸いです。
サイズ
幅 28.0cm、奥行 11.8cm、高 18.5cm
素材
神代杉、ウエスタンレッドシダー、ボコテ、栃
技法
指物
展示場所
右舷後方通路(6デッキ)
備考
傷がつきやすいので、やさしくお取り扱いください。
酒器セットは徳利の中に5勺升が2つ仕舞う事ができます。旅先にお持ちいただいてご使用ください。。
サイズ
幅 7.3cm、奥行 7.3cm、高 12.6cm
素材
杉
展示場所
アスカプラザ(5デッキ)
備考
実用をしやすくするために、塗料によりコーティングしてあります。塗料の性質上少し白化したりますが、ご使用に問題はありません。
指物(木工)作品で箱を作ることは基本とされています。内側がどうなっていて、何が入っているのかワクワクする。そんな風に思ってもらえるように作家は技巧を凝らして制作します。この作品は私の作品の中でも内箱の数が一番多く、船旅での色々な港の思い出をしまうことができるのではないかと思います。
私の作品のコンセプトは「そっとそばにいる」です。お使いになる方の傍で末永く使っていただければ幸いです。
サイズ
縦 22.2cm、横 22.2cm、高 15.2cm
素材
タモ、欅
技法
指物、木象嵌
展示場所
2022年~2023年展示
※現在は展示していません。
取り扱い方法
木工作品は爪を立てる等でも傷になりやすいため取り扱いは優しくお願いいたします。イボタ蝋仕上げのためアルコール拭きはご遠慮ください。
オンラインショップ「ARTerrace」へリンクします
※掲載の作品は展示場所の変更ならびに展示終了となる場合があります。
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