諸工芸
えり ともこ
日本工芸会正会員
1972年生
截金は金箔やプラチナ箔を竹で作った刀で細く截り、筆を使って貼りつなぎ文様を描く技法です。日本では仏像、仏画の加飾荘厳に適した技法として発展、高められてまいりました。私自身も仏像への荘厳に携わりながら、自身の工芸作品にも、この技法を守り伝えてきた先人のこころを大切に受け継ぎ、いまの時代の截金の表現を模索しています。
截金という存在を身近に感じて頂けたら嬉しく思います。また、1日の時間の流れ、見る角度によって変わる截金の輝きも感じて頂けたらと思います。
経歴
1972
京都府京都市に生まれる
京都芸術短期大学 美術専攻 日本画コース 卒業
1994
京都芸術短期大学 専攻科 日本画コース 修了
1994
母である 重要無形文化財 「截金」保持者 江里佐代子に師事
2011
第58回 日本伝統工芸展 日本工芸会新人賞受賞
2012
第47回 西部伝統工芸展
2015
第25回 伝統工芸諸工芸部会展
2019
第27回 伝統工芸諸工芸展 日本工芸会賞受賞
2019
第54回 西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞受賞
2020
第38回 京都府文化賞 奨励賞受賞
2020
特別展 工藝2020 ―自然と美のかたち― (東京国立博物館 表慶館)選定出品
2021
文化庁主催 深める・拡げるー拡張する伝統工芸展(東京・日本橋三越本店)選定出品
2021
第55回 西部伝統工芸展 日本工芸会西部支部長賞受賞
この作品のデザインは立涌文様という伝統的な有職文様を基本としています。
立涌は水蒸気が立ち上る様子とも雲が立ち昇る様子ともいわれますがいずれも縁起のいい吉祥文様です。また横向きにすると波文様にも見え客船にふさわしい文様と考えました。
サイズ
32.5cm、18.0cm
素材
金箔、プラチナ箔、絹
技法
截金
展示場所
和室 「游仙」(11デッキ)
サイズ
額大きさ 65.0cm、17.0cm、3.0cm
作品部分 6.5cm、47.0cm
技法
截金
展示場所
和洋スイート(10デッキ)
雪の結晶が光り輝く様子を表現しました。
サイズ
縦 21.0cm、横 36.0cm、奥行 3.5cm
素材
金箔、プラチナ箔、桧
技法
截金
展示場所
和洋スイート(10デッキ)
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