陶芸
しょうむら ひさき
日本工芸会正会員
1974年生
私は白磁と言われるジャンルの作品を作っています。しかしながら、シルクのように底光りする光沢は、今までの白磁の歴史になかった唯一無二の白磁です。日本磁器発祥の地、有田で生まれ育った私は、有田の歴史を学ぶことで磁器土素材の尊さを知りました。その素材の生かし方、可能性を追求し、今の白磁を生み出しました。作品名には「白磁」ではなく「白妙(しろたえ)」という言葉を使っています。「妙」の言葉の意味は、「とても優れている」です。文字通り、「とても優れた白磁」として自らが付けた造語です。
~飛鳥クルーズのお客様へ~
種には、多くの文脈で「始まり」という意味合いが強いです。生物学的な進化の文脈はもちろん、文化的、宗教的な意味合いまで、新しい生命の始まりや再生のシンボルです。
この作品を通して、人生の再生や成長への鍵となれば幸いです。
経歴
1974
佐賀県に生まれる
1997
熊本工業大学 工業化学科卒業
1999
佐賀県立有田窯業大学校卒業
2009
「工芸のいま 伝統と創造」出品/九州国立博物館
2011
第58回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞受賞
2014
西部伝統工芸展朝日新聞社大賞受賞
2016
現在形の陶芸 萩大賞展Ⅳ審査員特別賞受賞
2017
現代6作家による茶室でみる磁器の現在/根津美術館
2022
陶美展日本陶芸美術協会賞 (大賞)受賞
この作品は、すべて覆いかぶさるようにろくろ成形しています。後に、側面に種の割れ目を手彫りしています。
サイズ
縦 17.7cm、横 11.7cm、高 11.5cm
素材
磁器
展示場所
ご成約済み
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