漆芸
すずき もとこ
日本工芸会正会員
1981年生
主に乾漆蒟醬で作品を制作しております。
このような絢爛な空間に展示していただき、皆様にご覧いただけることを大変光栄に存じます。私は作品が完成するまでの途方もない作業が好きです。日本の先人が築いてきた工芸の技は繊細で、些細な工程にも大切な意味があります。鑑賞時は完成するまでの工程を想像するだけでワクワクします。そのワクワクに共感していただけたら幸いです。
経歴
1981
岩手県盛岡市生まれ
2004
東北芸術工科大学美術科工芸コース卒業
2007
香川県漆芸研究所研究生課程修了
藤田正堂氏に師事
2010
第50回東日本伝統工芸展 岩手県知事賞
2021
第61回東日本伝統工芸展 東京都知事賞
2024
ART FAIR TOKYO 2024 (東京国際フォーラム/東京)
2025
ー彫と彩ー 香川漆芸 2025(ギャラリーこちゅうきょ/東京)
日本工芸会正会員
第72回日本伝統工芸展 日本工芸会新人賞受賞
儚く静かに、けれど確かに存在している生命を表現しました。また、蒟醬ならではの奥行き感を感じてほしいです。
素地が麻布を漆で貼り重ねた乾漆であるところ。
加飾は描いたのではなく、刃物で全面を彫り、色漆で埋め直し、研ぎだして模様を出す、蒟醬(きんま)技法を用いたところが特徴です。規則的な泡の正円を出すための彫りと研ぎは非常に苦心しました。
大切なものをしまっていただければと思います。
サイズ
奥行 15.5cm、幅 27.5cm、高さ 14cm
素材
漆、麻布、アワビ貝、錫粉
技法
乾漆、蒟醤
展示場所
取り扱い方法
傷がつきやすいので、擦ったりぶつけたりしないようにご注意ください。
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