金工
まつもと やすよし
日本工芸会正会員
1982年生
曾祖父の代(明治の頃)より、東京で鋳金に携わり自分で四代目になります。
鋳造と伝統技法に基づく着色技法にて制作し、原型制作から、金属を溶かして、磨いて、焼いて、煮て、全ての工程を自分で行っています。
東京の鋳金の特色は細部にまで妥協せずに手をかけて仕上げていくところが特色です。
~飛鳥クルーズのお客様へ~
手をかけた工芸品、特に金属工芸は特別な物と捉えられることが多く、身構えたりしてしまうこともあるのですが、まずはお気軽に鑑賞を楽しんでいただけると有難いです。
そして少しでも興味が湧きましたら、素材や技法について調べて頂けると様々な発見や学びがあり、より楽しんで頂けると思います。
経歴
1982
東京都荒川区に生まれる
2004
東京工芸大学芸術学部メディア アート表現学科卒業
2006
有限会社堀川鋳金所にて、鋳造の作業を開始
2007
父・松本隆一の師である渡邊正先生に師事
2008
第48回東日本伝統工芸展 初出品入選 以後入選
第55回日本伝統工芸展 初出品入選
2009
第38回伝統工芸日本金工展 初出品入選 以後入選
2011
大阪伊勢丹三越 新選組-artizan-展開催
日本橋高島屋 若手工芸作家作品展参加
2015
第44回伝統工芸日本金工展 新人賞受賞
2016
第45回伝統工芸日本金工展 文部科学大臣賞受賞
2021
第61回東日本伝統工芸展 奨励賞受賞
丸善日本橋店 東日本U50 第1回日本を継ぐ展参加
2022
福岡三越 東日本U50 第2回日本を継ぐ展参加
日本橋高島屋「八想八色」展参加
2023
丸善日本橋店 東日本U50 第4回日本を継ぐ展参加
第70回日本伝統工芸展 奨励賞受賞
第1回日本工芸会会員賞 飛鳥クルーズ賞受賞
2024
札幌三越 江戸の粋 東京の伝統工芸品選抜展参加
第39回淡水翁賞 優秀賞受賞
神宮美術館 特別展 式年遷宮と日本伝統工芸出展
第52回伝統工芸日本金工展 文部科学大臣賞受賞
曲線の作り方と、見る角度によって表情・印象が変わる形をご覧ください。表面の色は金属(主成分としては銅)を1000℃近くの高温で焼くことにより引き出せるもので、松炭や白炭を使い焼くが、少し火加減を間違えると完成間近の品物が溶けて崩れ落ちてしまいます。
花を生けてもらっても、花の無い状態で飾っても楽しめるように心がけて作っています。飾る場所やその時の気分によって自由に楽しんで貰いたいです。
サイズ
奥行 17.0cm、幅 19.0cm、高 25.0cm
技法
鋳金
展示場所
中央エレベーターホール(5デッキ)
取り扱い方法
花を生けた際に花器の表面に水滴がついたまま長時間乾かない状態だと緑青がふく場合があります。
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※掲載の作品は展示場所の変更ならびに展示終了となる場合があります。
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