漆芸
みよし かがり
日本工芸会正会員
漆、貝という素材に魅せられ、制作を続けてまいりました。
螺鈿による表現は様々な可能性を秘めていると思います。
夜景や空の青、海の碧、野の花など、美しいものすべてが私の制作の糧になっています。
船のデッキからは多くの美しい街の灯や夜空の星が眺められることでしょう。
都会のビルの谷間の小箱を楽しんでいただければと思います。
~飛鳥クルーズのお客様へ~
日本の工芸のレベルはとても高く、世界に誇るものです。どうぞ楽しんで、愛でていただきたいと思います。
経歴
1977
聖心女子大学哲学科卒 漆芸家佐々木英氏に師事
1987
日本伝統漆芸展受賞 (1987、2008、2016)
1995
Japanese Studio Crafts展 V&A美術館(London)
1996
「Rainbows and Shimmering Bridges : Contemporary Japanese Lacquerware 展」(New York、Denver)
2000
「日蘭交流400年記念日本現代漆芸展」(Amsterdam)
2001
「彩切貝の系譜」個展 本間美術館(酒田市)
2004
文化庁新進芸術家海外研修生 V&A美術館客員研究員、ロンドン、ラヴェンナ、フィレンツエに1年滞在
2016
「ASIAN LACQUER CRAFT EXCHANGE PROGRAM」出品(2015、2016、2018)
2017
「岡田茂吉賞展」招待作家 (MOA美術館)
2019
第66回日本伝統工芸展優秀賞受賞(NHK会長賞)
2019
「明治の工芸・平成の工芸」近代ギリシャ文化博物館(Athens)
2020
「漆・三重奏 風と花と光と」銀座和光(東京)
2022
神奈川県美術展審査員(2006、2016、2022)
東日本伝統工芸展 鑑査委員(1995、2012、2016、2019、2022)
2023
「現代工芸の展開 2023」金沢市立安江金箔工芸館(金沢 2020、2023)
三好かがり漆展 -Qualia- 高島屋日本橋店 高島屋京都店
収蔵
国立近代美術館工芸館、アムステルダム国立美術館(Amsterdam)、V&A美術館(London)、本間美術館、国際交流基金 等
漆、貝という素材に魅せられ、制作を続けてまいりました。
螺鈿による表現は様々な可能性を秘めていると思います。
夜景や空の青、海の碧、野の花など、美しいものすべてが私の制作の糧になっています。
船のデッキからは多くの美しい街の灯や夜空の星が眺められることでしょう。
都会のビルの谷間の小箱を楽しんでいただければと思います。
サイズ
6.0cm、6.0cm、11.5cm
素材
檜、純金、夜光貝、白蝶貝、鮑貝、金箔、銀箔
技法
彩切貝、蒔絵
展示場所
右舷後方通路(6デッキ)
取り扱い方法
直射日光には長時間あてないでください。
極度の乾燥にご注意ください。
海の底で育まれた貝たち。そのかけらはちりばめられ、やがて漆黒の作品の上で夜の街の灯に生まれ変わります。夜のしじまの街の灯やまたたく星の煌めきを愛でていただければと思います。
薄さ0.1mmにもみたない夜光貝や白蝶貝、鮑貝の裏に漆で箔を貼り、伏彩色にいたします。それを細片にして漆でちりばめる技法が彩切貝です。丸い形と細長い貝だけで夜景を表現しています。漆は木、紙、布に、また温度を与えることで金属や陶器にも塗ることができます。
この作品は純銀で杯を作り、それに漆と螺鈿で夜景を描きました。
サイズ
(各)径 6.5cm、高 12.0cm
素材
純銀
技法
彩切貝、焼付
展示場所
2022年~2023年展示
※現在は展示していません。
取り扱い方法
直射日光を避けてご使用ください。
オンラインショップ「ARTerrace」へリンクします
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