諸工芸
わたなべ あきら
日本工芸会正会員
1959年生
複数の板ガラスの間に模様を刻んで、金やプラチナ、色ガラスなどを挟み込んで電気炉で融着し、形を削り出した後にていねいに磨きあげています。
工芸は、美術空間だけでなく、日常の空間の中にあってこそ多彩な魅力を発揮してくれます。鑑賞だけでなく、使う楽しみ、豊かさをぜひ味わってください。
経歴
1959
神戸市に生まれる
1984
京都大学卒業
1989
オーストリア・クラムザッハ ガラス工芸学校留学
1992
第39回 日本伝統工芸展 日本工芸会会長賞
1996
第25回 日本伝統工芸近畿展 近畿賞
2004
第51回 日本伝統工芸展 日本工芸会会長賞
2008
紫綬褒章受章
2009
京都府指定無形文化財保持者認定
現在
日本工芸会 理事
板ガラス2枚で純金粉をサンドイッチして電気炉で融着し(フュージング)、再び電気炉にて鉢の形に加熱成形(スランピング)した後に切子で仕上げ、内面にもカットをすることでサンドイッチされた金線が揺らいで見えてより立体感を感じる。
外面はマットに仕上げることでやわらかい光を現わし、金線も際立つ。
サイズ
16.7cm、4.3cm
素材
板ガラス、純金粉
技法
キルンワーク(フュージング、スランピング)、切子
展示場所
右舷後方通路(6デッキ)
透明なガラスならではの映り込みや、素材自体の中にも埋め込んだ模様を楽しんでいただきたいです。蓋をしても中が見えるのはガラスならでは。食べ物でもいいですし、ご自身のお気に入りのものを入れて、器と一体となった景色を楽しんでください。
サイズ
径 12.0cm、高 8.5cm
展示場所
2022年~2023年展示
※現在は展示していません。
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※掲載の作品は展示場所の変更ならびに展示終了となる場合があります。
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