2024.11.15
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作家情報
「力強くも繊細であることが竹工芸の魅力。編んでいる時が最も緊張感がありつつも制作の醍醐味」と話すのは武関翠篁氏。
竹は非常に繊細で竹と喧嘩することなく、対話する気持ちで一つ一つの制作に向き合うという。
作業は集中力が肝心で、静まり返った夜間が一番はかどるそうだ。
忙しい時期には夜を徹して作業に臨むこともあるという。
長いもので制作期間は2か月程度、短いものでも2週間程度はかかる。
竹工芸家が減っている現状について、危機感を持ちながらも、様々な分野で女性の活躍が目立つ昨今では、竹工界でも女性の若手作家が少しずつ増えており、今後の活躍に期待を持っている。
工房を訪れる人にも変化があり、昨今の訪日旅行需要の増加に伴い、外国人の来店が増えている。
日本人の生活スタイルも昔と変わってきている。例えば、和室を持たない住居が増えていても竹の美しさと繊細さを魅せる作品はアートとしての魅力を放ちながら、現代の生活様式と共存していけると武関氏は考える。
武関翠篁氏の作品の魅力で溢れた工房を訪れてみてはいかがでしょうか。
竹工芸作家 三代目 武関翠篁 オフィシャルサイト:https://busekisuikou.com/about-us/