2023.03.23
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作家情報
第3回目は、伊勢﨑氏の工房にお邪魔させていただきました。ちょうど、火入れ作業の最中で、火を一度入れると数週間昼夜問わず続き、窯の温度は1,000度以上になるそうです。とくに夏場は過酷な作業だと感じました。
釉薬を使用せず、素材に根ざして造られた備前焼は、約800年もの間、窯の火を一度も絶やしたことがない、世界でも貴重な焼き物です。
自然と共生して時代に合ったものを作り続けていくためには、後継者へ繋げていくこと、とくに目には見えない技術の伝承が大事だとお話されていました。火入れ後にどのように模様が出るかまで計算されている備前焼をぜひ船上でご覧ください。